似顔絵川柳byイラストレーター・ヨネヤマフミアキ@アトリエ ユーティリティ1
政治、芸能、スポーツ・・。さまざまな分野の似顔絵に、独自の切り口の川柳のコラボレーション。ほぼ毎週、土or日曜日に更新しようかなと思っていましたが・・・。テキトーにやってます。
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◆誰も幸せにしないプレッシャー〜バリーボンズ
バリー・ボンズ


■ボンズの薬物疑惑■
もしあなたが、ロシアンルーレットをせざるを得ない立場にいるとする。
そこに誰かがこっそり近づき、「100万円くれたら、死ぬ確率を半分にするヒントを教えよう」と言われたらどうするか。ほとんどの人が100万円を支払うに違いない。
万が一、その行為が法に触れる行為であっても、バレない可能性に掛けて、今眼前にある自分の命の可能性をとるはずだ。

スポーツ界のスーパースターは、華やかであればあるほど、途轍もないプレッシャーのなかにいる。
彼らは、自分のありのままの存在が人々に受け入れられるとは思っていない。結果が出れば、天才やヒーローとして奉られ、でなければ、泥棒であり極悪人呼ばわりされる。毎試合、数倍に薄めたロシアンルーレットをやっているようなものだ。
ファンも含めた、スターの周囲にいる人々のは、「君はありのままでOKだよ」と言ってくれる人たちではない・・。彼らは家族や仲間ではないのだ。

バリーボンズ。
しなやかなマラソン選手体型だった男が、30歳代に突如として厳ついレスラー体型になった。
自分にだけ与えられた秘密の変身薬は、見る見るホームランを量産してくれ、たちまち神とも見まごうヒーローとなっていく・・。


途中で何度もやめよとうと思ったに違いない。だが辞めた途端に体型が戻り、長打力が見る間に落ちる・・。そんな姿を観客の前でさらすのは怖い。子供達のヒーロー、莫大なる富、神の地位からの転落を示す。ボンズは倣岸不遜で周囲から嫌われていたらしい。仲間がいないから、野球の結果を出す以外の存在理由がない。それが薬物依存を加速させる。

ボンズ一人の問題ではない。
成功と不成功の極端な格差が生み出すプレッシャー。対戦相手とは違った角度から攻めてくる、手ごわい伏兵だ。
松坂大輔もそう。120億ドルなんというふざけた契約金がなければ、もっとリラックスをして力を出せたに違いない。190センチの頑健な体躯と数学者にもなれた頭脳を持つオシムも、高齢と巨大なプレッシャーに打ち負かされた。

チンバンジーにパズルを与える実験がある。最初はパズルを解くことのみに喜びを感じていた。次に、報酬としてバナナを与える。すると急に、バナナだけに興味を覚えパズルへの興味をなくしてしまったという。自然な好奇心が消失したのだ。

マネーフローが肥大しすぎ、心のフローを置き忘れた異常なシステムを、アメリカ野球ファンは不自然だと思わないのか。このプレッシャーに何の意味があり誰が喜ぶか。個人的には野球は大好きだ。しかし、いくら金が儲かるからといって、たかが棒キレで直球10センチくらいのボール投げたり打ったりするゲームに、60億もの金が動くというのは、やはりどこかオカシイ。

バリーボンズ。
突然体格が激変し、異常なペースでホームランを量産するようになったのは1999年。このころすでに製薬会社バルコ社との深いつながりを持ち、薬物を受け取っていたといわれている。
バルコ社によって、体格が巨大化した・・・・わけか。
まるで、「超人ハルク」ならぬ、「超人バルコ」ですね。(古い・・)

ハルクの体はグリーンだが、バルコの疑惑はクロですな。

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