
■クレージー・キャッツの植木等氏、逝く■
音楽センスとコメディのセンスは、奥底で共通しているところがあるのだろうか。クレージーキャッツはコメディアンであると同時にミュージシャンでもある。ザ・ドリフターズもそうである。
桑田圭祐もそうだ。サザン・オールスターズが駆け出し頃の逸話。桑田のコメディ・センスがあまりに良いので、志村けんからコメディアンにならないかと誘われたという。大友康平もコントのチームを作っていたほどだ。海外でもサミー・デイビス・JRやディーン・マーチン、ダニー・ケイなどが同類だ。
クレージーとドリフターズは、昭和の傑出した二大グループ。
両者を比較すると面白い。クレージーは音楽性と知性が高く、大人にウケた。
ドリフは子供と大衆に浸透したが、音楽の面ではクレージーには適わなかった。
クレージー・キャッツが、コメディ的資質と音楽性をそなえた、昭和を代表するバンドだとすると、平成は誰になるのか。
クレイジー・ケン・バンドだろう。コメディの面ではクレージーに遠く及ばないが、コミカルな独自の世界観と極めて高品質な音楽を作り出した点では一致する。
植木等も横山剣も普段はマジメな人柄で、お酒を飲まないという。
もしも人からお酒を勧められたら、二人はどうやって断るのだろうか。
植木は「(酒など)お呼びでない」といい、
横山は「(酒はもう)イーネ!」というかもしれない

■小雪も降らずに終る冬■
ファッションモデル出身の女優で、男性にも人気がある人は少ない。
大半がせいぜい、女性から崇拝されるファッション・リーダーどまり。
極めて稀有なファッションモデル出身者がいる。
モデルとして成功し、男女両方からの支持を得、女優としても大成。そのうえさらに
歌手としても花を咲かせ、日本を代表するギタリストの奥さんにもなった。
そう、今井美樹である。
多くの美女たちが、今井美樹的成功を夢見、今日もアチコチでデビューをしている。
そしてそのほとんと、一瞬の瞬きの後に消えてゆく。
それはまるで、寒空から舞い散る雪の粒のよう。
手のひらに乗った小雪のごとく、一瞬で解けてゆく。
美女も花も小雪も、命が短いから美しいともいえるのだろう。
その美しさが眩しければ眩しいほど、儚さも一潮なのだ。
そして今年は、その小雪さえも降らない暖冬。
これはもう確実に温暖時代に突入だ。人類はこれからどうなるのか。
このまま決定的な行動を起こさないで20〜30年たつうちに、案外あっけなく、
人類滅亡なんてシナリオもありえる。冗談抜きに・・
あ。女優の小雪さんとは、全然関係ない話に終始してしまいました

■「(世の中は)籠に乗る人かつぐ人、そのまた草鞋を作るひと」■
↑という句がある。
「世の中には、かごに乗る人があれば、そのかごをかつぐ人もいる。
そのかごかきの草鞋(わらじ)を作る人もある。貧富、地位など人それぞれ。
上を見ても下を見てもキリがない。また、世の中持ちつもたれつである」の意。
これは、そのパロディーである。
彼女のニュースへの世間の見方は、”転落””失敗”などの捕らえ方がほとんどだった。しかし彼女のこの事件は、”転落”なのか。
”転落”には、芸能人が普通の人より上位の存在、という考えが透けて見える。個人的には、普通の人が芸能人より下位にいるとは思わない。芸能人には、フツーの人には味わえないメリットがあると同時に、デメリットもかなりあるからだ。
井上陽水は高卒後、医学部を受験、二浪したがダメだった。後に後音楽の道へ進み大成功。医者がダメだったかミュージシャンように思える。しかし、「潜在的にミュージシャンになりたかったから二回も受験に失敗した」ともとれないだろうか。
潜在意識と顕在意識とでは、行動が異なることもある。
彼女は芸能界入ってみたものの、「自分には会わない」と思っていたとしらどうだろう。無意識では芸能界への適性がないと思いつつも、成功や世間的地位などの社会的メリットに押し切られ、自分の本心がわからなくなった・・としたら。しかし、無意識はキッパリと芸能界を否定しており、喫煙事件を起こすことによって、本当の願望を叶えた・・・としたら。
意識なんて、無意識からしてみたら、海に対する泡みたいなもの。
あのまま再起したら自分がダメになると察知し、引退つながるアクションを起こしたともとれる。何年か後に、彼女は気づくのだ。「あのとき芸能界を辞めてよかったのだ」。・・なんてことだってありえる。
とにかく。社会的な評価と人間の無意識の願望は、同方向であるとは限らない。彼女の行動が一概に転落だとは受け取りたくない。これから、フツーの人としての素晴らしい人生を進んで欲しい。
つんくは、今回の事件をどうコメントするのだろうか。
「もうこれ以上は、知らんQ」
最後はマヌケに締めてみました。

大相撲春場所(大阪府立体育館)千秋楽の3月25日、大関白鵬が2敗で並んだ横綱朝青龍との優勝決定戦をはたき込みで制し、2度目の優勝。かねてからの八百長疑惑が最高潮に達した今場所。初日二日目と連敗を喫した朝青龍に注目が集まった。
競技とスポーツは異なると思う。スポーツを商売とする以上は、ショーの要素が入ることは否めない。その割合はジャンルによっても、時代によっても異なってくる。ことの真実は誰にもわからない。ショーと勝負と商売。三つ巴になり灰色になったまま、永遠にのたうちまわり続けるのだ。
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